復活! 吉田拓郎~『大いなる明日へ』
3月22日、BS2で放送された、『大いなる明日へ』~復活!吉田拓郎~を観る。1週間前に録画していたものだが、ようやく観ることができた。
久しぶりの拓郎のライヴを堪能した。インタビューで、完全復調とは言えないと拓郎が話していたが、思っていたよりも元気で、リハーサル時の冗談の飛ばし合いなど、心がなごむ風景も観られた。
インタビューでは、もうビッグバンドを従えての全国ライヴはやらないが、音楽は死ぬまで続けていくとも話していた。
(リハーサル風景)
そんな拓郎のスタジオライヴ第一曲目は、「祭りのあと」であった。肺がんを患ったせいか、インタビューでは、どことなく声量も低かったが、この曲を全身全力で歌う拓郎には、頭が下がる思いがする。
そんな状況下で歌った「祭りのあと」は、これまでよりもいっそう哀愁が刻まれ、重厚であった。
(祭りのあと)
このライヴ放送で歌われた曲は、
○ 導入部 HAVE A NICE DAY(一部)
1 祭りのあと
2 ウィンブルドンの夢(新曲)
3 KAHALA
○ 親切~リハーサル
4 伽草子
○ 白いレースの日傘~リハーサル
5 夜霧よ今夜もありがとう
6 街角のタンゴ
7 真夜中のタクシー(新曲)
8 唇をかみしめて
9 ガンバラナイけどいいでしょう(新曲)
10 歩こうね(新曲)
○ エンディング~春を待つ手紙(ラストの部分だけ)~
(伽草子)
最後の「歩こうね」、これは「祭りのあとの」のその後といったコンセプトで、聴く者の心を打つに違いない。
「祭りのあと」に始まり、「歩こうね」で終わるこのライヴは、祭りが終わった後の寂しさや悲しみを引きづりながらも、これからの人生、決して焦ることなく、頑張らずに、ゆっくり一歩一歩、着実に歩を進めて行こうという拓郎の決心が窺える“重厚かつ心に残る”ライヴであった。
(歩こうね)
私としては、最後の「春を待つ手紙」を、中盤あたりで、フルコーラスで入れてほしかったのであるが…。
4月15日には、新作のアルバム『午前中に』が発売され、4月22日には『BEST PENNY LANE』がSHM-CDで、『拓郎ヒストリー』がBlu-SpecCDで発売される。
ともあれ、拓郎の元気な姿が観られたのは、ファンにとってうれしいことこの上ない。次はハイビジョンで完全版を再放送してほしいものだ。
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