SHM-CDとBlu-spec CDを聴き比べる。
図らずも同じ日の4月22日に発売された、吉田拓郎の「SHM-CD」と「Blu-spec CD」のベスト盤を聴き比べることとなった。
「SHM-CD」は『THE BEST OF PENNY LANE』、「Blu-spec CD」は『拓郎ヒストリー』、いずれもレーベルはフォーライフ・ミュージックである。
同じレーベルで、それぞれ違うディスクで出すというのは、フォーライフ自体が両者を聴き比べようとした意図だったのか、今後どちらで出そうかという意図があったのかは定かではないが、ともあれ、ファンとしては高音質で拓郎を聴けるのは、嬉しい限りである。
さて、肝心の音質であるが、2枚のアルバムに共通している曲は、「今日までそして明日から」、「明日に向かって走れ」、「流星」、「人生を語らず」、「永遠の嘘をついてくれ」、「唇をかみしめて」などであり、これらの曲を聴き比べしてみた。
最初に聴いたのは、「SHM-CD」の方だ。当然の如く音はよくなっている。録音が古いものが多いだけ抜群に音がよくなったという印象はないが、通常CDに比べ、確実に高音質になっていることは確かである。
次に、「Blu-spec CD」を聴いてみた。どことなく、「SHM-CD」に比べ、繊細さがプラスされたような印象を受けた。
そして次に、両者に共通する曲を1曲ずつ何度も聴き比べてみた。その結果、「Blu-spec CD」の方が、楽器の音色とヴォーカルが引き締まって繊細さ~一音一音のきめ細やかな粒立ち~が増し、ダイナミック・レンジが気持ち増しているように感じた。
つまり、私が試聴した限り(私見・私感)において、「Blu-spec CD」の方がより高音質であるという結論に達したのである。
それは、「SHM-CD」がCDの素材にカーボネイトを使用しているだけに対し、「Blu-spec CD」の方は、カーボネイト素材にプラスして、カッティング技術にBlu-rayの技術を応用しているからであろうと思える。
気になるのは、「Hi Quality CD」との聴き比べであるが、私の趣味で「Blu-spec CD」と共通する「Hi Quality CD」が発売されるか否かにかかっている。
その日を楽しみにしたい。
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