気になる女優

2007年2月27日 (火)

気になる女優 6 ~ ヘレン・ミレン

Cimg1499a(画像上、『エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~』をDショット)

気になる女優というよりも、昔から気になっていた女優という方が正確かもしれない。

私がヘレン・ミレンという女優を初めて知ったのは、『キャル』(1984年・英)という映画だった。この映画は、北アイルランドの政治的紛争を背景に、ひとりの青年の愛と苦い青春を描いたものであったが、主人公が愛する女性・マルチュラを演じたのがヘレン・ミレンだった。

どこにでもいそうな、そして、ある種お姉さん的な雰囲気を持つ、男から見れば好悪の感情を極端に抱かせない女優でありながら、どことなくセクシーな雰囲気もある女優(実際カリギュラという映画では、フル・ヌードで登場したと記憶がある)で、私はこの女優はいい女優だなと思った。もっとも、私よりも10歳ほど年上の女性だからそう思ったのかもしれない。

実際、私がこの映画を観ようと思ったのは、映画の中身ではなく、ダイアー・ストレイツのマーク・ノップラーが映画音楽を担当していたからであり、私は映画を観るよりもサウンド・トラックの方を先に聴いて、その哀愁溢れるマーク・ノップラーのギターの響きに惹かれて、映画も観てみたいなと思ったのである。

その後、彼女の出演作『狂えるメサイア』、『エクスカリバー』、『失われた航海』、『ホワイト・ナイツ』、『コックと泥棒、その妻と愛』などを観るに至った。いずれも彼女は主演ではない、いわゆる助演である。

そんな、ヘレン・ミレンが、なんと昨日のアカデミー賞では、『クイーン』でエリザベスⅡ世を演じたことにより主演女優賞をとったのである。この映画は、ダイアナ妃が死んだ時もただ一人泣かなかったというキャッチ・フレーズで、現存のエリザベスⅡ世を描いたものであるが、未見である。

そして彼女は、2005年に英国BBC放送で作られた『エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~』 (Elizabeth I)では、16世紀にはじめて女王となったエリザベスⅠ世も演じているのだから、彼女にとってエリザベス女王は天使のような存在とも言える。Cimg1510a

受賞スピーチでも「エリザベス女王がいなかったら、私はここにいなかったと」と感謝の言葉を述べている。

ところで、NHK‐hiで放送された『エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~』 (Elizabeth I)は録画はしているのだが、いつ観れることやら。

(画像下は、アカデミー賞授賞式の模様をDショット)

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2006年8月27日 (日)

気になる女優 5 ~ 木村 多江

Cimg0262a最近になってというか、ここ数年のうちに目立つようになった女優である。

私が最初に彼女を知ったのは、2時間ドラマの再放送・蓮丈那智フィールドファイルⅠ~「凶笑面」で、異端の民俗学者を演じていた。どちらかというと、感情を抑えたクールな役柄である。

その後、彼女はCMにもよく出るようになり、深夜番組の『てるてるあした』では気弱な子持ち役をやったり、最近では『功名が辻』の主人公・千代の母親役をやっている。映画『電車男』にも出ていたようだし、演劇歴もかなりあるようだ。

彼女は、いわゆる新人ではない、年も35歳と遅咲きの感がある。演技は決して上手いとは言い難いが、気丈な女でも気弱な女でも何でもこなし、どことなく存在感があるから不思議である。

タイトルからして、シリーズとして放映予定だったと思われる蓮丈那智役は不評であったのか、Ⅰのみでその後は作られていない。私としては、蓮丈那智のキャラクターは面白いと思っていたのだが・・・。

木村多江 公式サイト:http://www.yougooffice.com/kimuratae/

(画像は、テレビ朝日『てるてるあした』からTV画面をDショット)

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2006年4月19日 (水)

気になる女優 4 ~ 小田エリカ

Cimg9635a4月12日に、黒木和雄監督が逝去した。(享年75歳)

彼は1970年代に『祭りの準備』、『竜馬暗殺』、『浪人街』等の意欲作を撮り、当時の若者の熱狂的ファンを生んだ。その彼の晩年の秀作『美しい夏キリシマ』(2002年)に出演していたのが小田エリカという女優である。

彼女はこの作品では主要登場人物の女中役であるが、主人公の少年がひそかに憧れる女性であった。

『美しい夏キリシマ』を観たときは、ただ単に綺麗な部類の女優だなとしか思わなかったが、最近のアサヒ「旬果搾り」のCMを観て美しい女優だと再認識したのである。彼女の涼やかな目鼻立ちが印象的であった。もっとも、このCMを観て『美しい夏キリシマ』に出ていたのを思い出したのではあるが・・・。

ただ、このCMでは名前が『エリカ』となっている。確かに、ハーフぽい容貌であるが、日本や中華圏で見られる美人タイプには間違いないだろう。

既に彼女は26歳、おそらく今後大女優になることはないだろうが、私が監督ならば必ず起用したい女優の一人である。

(画像はテレビCMをDショット)

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2006年4月 2日 (日)

気になる女優 3 ~ ジョアン・アレン

Cimg9866aa 『ボーン・スプレマシー』(2004年・米)

CIAの女性諜報員パメラ・ランディ(ジョアン・アレン)らは、内部で起きた公金横領事件を調べていた。しかし、そのさなか、何者かに襲撃され、関係資料を奪われてしまう。インド、ゴア。2年前の壮絶な逃走劇から生き延びたジェイソン・ボーン(マッド・デイモン)は、その時に出会った恋人マリーと人目を避けて暮らし、新しい人生を歩んでいた。だが、彼は未だ夢にまで出るほど過去の記憶に苛まれている。そんなボーンをつけ狙う一人の影…。同じ頃、CIA本部ではベルリンの事件で採取した指紋を照合し犯人を特定、そこにはボーンの名が浮上するのだが…。

という序盤ストーリー。当然の如く、ジェイソン・ボーンは自分を犯人に仕立て上げたものを暴こうとして、壮絶なバトル、カーチェイスが繰りひろげられる。

そんな中でクールに立ち回るのが、パメラ役のジョアン・アレンだ。彼女は今年50歳。『ペギー・スーの結婚』、『ニクソン』、『フェイス/オフ』、『カラー・オブ・ハート』、『きみに読む物語』等の映画に出続けながら、これまでは地味な存在だったにもかかわらず、この映画での彼女の存在感はどうだろう。

『カラー・オブ・ハート』では、新しい恋に目覚める控えめで地味な母親役を演じきっていたが、この映画ではCIAのキャリア・ウーマンが似合うセクシーな女優として圧倒的存在感をかもし出しているではないか。

決して美人ではないのだが、彼女の引き出しの広さには驚かされてしまう。映画の方は『ボーン・アイデンティティ』の続編で、2004年興行収益第7位というビッグヒットを飛ばしたが、まあ、それなりにサスペンスとして観客を引き込むテンポとアクションは快調で、観るものを飽きさせない。

甘辛評価では★★というところか。

Cimg9869aa (画像下は映画のラストシーン、ボーンから電話で「顔に疲れが見えるから休め」と言われ、ビルの外を振り向くところをDショット)

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2006年2月13日 (月)

気になる女優 2 ~ C・セロン

CIMG8901aシャーリーズ・セロンといえば、今や美女の代名詞である。しかし、そのことを知らずにこの映画を観ると、これが主役をはる女優かと疑問に思うに違いない。また、知っていて観ても「ええっ!」と驚愕するだろう。

それほどまでに、この映画『MONSTER』(2004・米)の彼女は変化(へんげ)しているのである。

彼女は役作りのため、10㎏太らせたと言う。その上にノー・メイキャップがこの絵である。凄まじいというほかない、美女がブスに変身するのである。いくら役づくりとはいえ、ここまでやるかと思うくらいである。そのおかげで、その年のアカデミー主演女優賞を受賞した。

私はアカデミー賞自体をあまり評価しないが、役づくりのために体つきまで変えてしまう俳優の元祖にロバート・デ・ニーロがいる。彼は、『レイジング・ブル』で太めで筋肉質のボクサーに変身して、やはりアカデミー主演男優賞を受賞し、『アンタッチャブル』ではさらに頭髪まで抜き、見事肥満体のアル・カポネに変身した。

一方、体重ではないが、メイキャップで主演女優賞を受賞したのが、『めぐりあう時間たち』のニコール・キッドマン。彼女自身はシャーリーズ・セロンと同様、翳のない明るい感じの美女であるが、やはり特殊メイキャップで鼻をとがらせ、翳を持ったややブスのヴァージニア・ウルフに変身したのである。

私は、これらの手法が決して正しいとは思わないが、俳優としての一手法には違いないかもしれない。シャーリーズ・セロンの太った肉体を見て、彼女が太ってしまえば、こんなに醜くなってしまうのかとゾッとしたとき、彼女もまた演じながら自分の体を見て、二度とこんなに太らないようにしようと思ったに違いない。

ctheronwall1aちなみに、映画として『MONSTER』を観た場合、この作品は、主人公である同性愛者の娼婦が、自分の彼女との生活費ほしさに、何人もの男を殺してしまったというアメリカ初の女性による連続殺人犯の実話を基にしたといえ、なぜそんな話を映画する必要があったのかという疑問がわくと同時に、監督がこの作品を通じて何を訴えようとしたのかも見えないものであった。

この作品の私の甘辛評価『★☆』・・・シャーリーズ・セロンの文字通り体を張った演技に免じて。

(写真上 死刑が決まり法廷を去っていくラストシーンで彼女が振り向いたところのTV画面をDショット、写真下 彼女の壁紙から)

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2006年1月29日 (日)

気になる女優 1 ~ 麻生久美子

私は元来テレビっ子である。まだ、テレビが一般家庭に普及していなかったころ、ウチには白黒テレビがあった。まだ、画面サイズは今の14インチ程度である。そのころは、テレビを観るため近所の人が集まったものだ。初めて観たものが何だったのかは定かではないが、力道山が出るプロレスだったような気がする。

それから、東京オリンピックでカラー放送されるようになった。当時は白黒テレビでもカラーで映るものとばかり思っていて、どうしてウチのテレビはカラーにならないのだろうと、幼いながら、そんなことで思い悩んだりした。

そして、そこからテレビの黄金時代が続く。それまでは、やはり、ラジオや映画、紙芝居が主流だった。怪獣物やチャンバラ物、アニメ物は映画で観た。たまに小学校の校舎の壁を利用して、上映会も開かれた。その時には、小学校の夜のグランドも観客でいっぱいになったものだ。

そして、それから数十年経った今でも、私にテレビは欠かせない。そのころのことをここで書くと、それだけで終わってしまうので、これ以上はやめておくが・・・、というわけで、今でも私はテレビっ子なのである。

CIMG8715aところで、テレビ朝日の金曜午後11時15分からはじま金曜ナイトドラマシリーズには結構面白い作品が多い。面白いといっても、極めてばかばかしい面白さなのであるが、『TRICK トリック』、『特命係長』、『心霊探偵・八雲』、そして今放送中の『時効警察』である。

1月20日の『時効警察』の放送で、趣味で時効になった事件の捜査をする主人公・霧山修一朗(オダギリジョー)に付き合うところの麻生久美子演じる女性警察官の三日月しずかが、霧山から美人の条件に合わないと冗談で馬鹿にされるシーンがある。

それに応えて、彼女は

いいの、いいの、ブライアン・イーノ

とふてくされるのだ。

ここで、彼女が『気になる女優』になってしまうのだが、ブライアン・イーノのことを彼女が知っていて、その台詞をはいているのかということである。はっきり言って、誰も心に止めないシーンであるに違いない。まあ、脚本に書いてあるから、そう言わざるをえないのだろうが、おそらく彼女自身、そして視聴者の多くがブライアン・イーノを知らないだろう。

そんなことを瞬間考えて、私は苦笑してしまったのだが、『時効警察』には私が(あくまでも私が)馬鹿笑いしてしまうシーンが結構あるのである。

ブライアン・イーノといえば、洋楽ファンでもかなりのツウでなければ知らないだろう。ロキシー・ミュージックの初期(1972年~)のメンバーでもあり、デヴィッド・ボウイやデヴィッド・バーンとのコラボレイト、そしていまや世界に並ぶものがいないと思料されるU2のアルバム・プロデュースを手がけている、「知る人ぞ知る」というよりも「知っている人しか知らない」といったニュアンスのミュージシャンである。また、彼は環境音楽という新しいジャンルの先駆者でもある。

そのイーノにかけての駄洒落的台詞が、「いいの、いいの、ブライアン・イーノ」なのである。これを麻生久美子がどう思って吐いたのか、そこが気にかかったのである。

しかし、彼女自身が気にかからないわけではない。『CASSHERN』、『REDSHADOW 赤影』、『ゼブラーマン』では、それほど気にならなかったのだが、『時効警察』では、どことなく気になる。昔風の長い髪に細面の顔、美人といえば美人である。おそらく、28歳の彼女が今まで以上に大人の顔になってきたことと、今までになかった惚けた味を出しているからだろうか。

(画像はTVからDショット)

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