ヒーロー列伝 1 ~ スーパーマン
昨夜、BS2で『アメリカ映画のヒーローと悪役ベスト100』をやっていた。
これは、昨年の映画生誕100周年を記念して、アメリカ映画協会(AFI)がリストアップした中から映画関係者1500人が選んだ結果だということらしい。
ちなみに、ここで選ばれたヒーロー・ベスト5は
1位 『アラバマ物語』のマティカス・フィンチ(グレゴリー・ペック)
2位 『インディアナ・ジョーンズ』シリーズのインディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード~日本ではインディ・ジョーンズと表記)
3位 『007』シリーズのジェームス・ボンド(ジェームズ・ボンドとも表記される)
4位 『カサブランカ』のリック・ブレイン(ハンリー・ボガート)
5位 『真昼の決闘』のウィル・ケーン(ゲーリー・クーパー)
であった。
しかし、私にとってこれらのヒーローはヒーローになり得ない。まだ、ジェームス・ボンドやインディアナ・ジョーンズなら許せるが、1位になったマティカス・フィンチは、黒人差別に立ち向かった正義感の強いだけのごく普通・・・私から見れば・・・の弁護士である。この作品でグレゴリー・ペックはアカデミー主演男優賞を受賞し、映画の出来としても決して悪くはなく、道徳的にも良い作品なのであるが、私の甘辛評価でいくと★4点満点で、せいぜい★★☆程度の作品である。
いずれにせよ、私のヒーロー像は、まず超人でなければならない。普通の人間ではヒーローにならない。ピストルで撃たれても、刀で切られても死なないのが第1の条件。そして、夢を与えなければならない。空を飛ぶとか、海の上を走るとか、現実的な話ではなく、絵空事の夢を与えることが第2の条件。第3の条件は、カッコよくなければならない。醜男やチビではヒーローになり得ない。そして第4の条件は、やはり勧善懲悪の話でなければならない。
であるから、やはり、フィンチ、リック、ウィルといったあまりに人間的な人物は、私にとってヒーローではないのである。
ところで、私のこの条件に当てはまる洋画系のヒーロー第1号は、やはり『スーパーマン』だろう。日本で『スーパーマン』がテレビ放送されたのは、1956年(昭和31年)だから、私が観た『スーパーマン』は再放送されたものである。
「弾よりも速く、力は機関車よりも強く、高いビルもひとっ飛び! 空を見ろ、鳥だ、飛行機 だ。あっ、 スーパーマンだ!・・・。」からはじまるテレビ版スーパーマンは、そのとおりに超人なのである。もっとも、地球人ではないから、人間のレヴェルで考えるのはおかしいかもしれないが、私のヒーローの条件1、2をここで既にクリアーしている。第3のカッコよさであるが、スーパンマンを演じていたのはジョージ・リーヴスであり、見た目抜群にハンサムというわけではないが、許容範囲内であり、これもクリアー。そして、地球に悪をなすレックス・ルーサー等を懲らしめるという点で勧善懲悪であり、条件の全てを満たしている。
しかしながら、アメリカの映画関係者が選んだ中でスーパーマンは26位と低い。これは、クリストファー・リーヴ版の映画『スーパーマン』が基準であり、映画の枠での選択だからそうなったのかもしれないが、アメリカ人が生み出したアメリカン・コミック第1号のスーパー・ヒーローが26位とは、あまりにも寂しすぎると思うのは私だけだったろうか。
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