私のオーディオ・ヴィジュアル

2008年3月 9日 (日)

DMR-BW900(BDレコーダー)は秀逸 

20274010366パナソニックのBlu-Ray Disc Recorder DMR-BW900』を購入して約1か月が過ぎた。

正直言って、画質の素晴らしさには驚かされると同時に、嬉しくなってしまった。それは、追々語るとして…。

実は、このレコーダーを購入するのには手間がかかった。あるネット販売店に注文していたところ、1か月過ぎても納期の時期さえ分からないという。

「それって、おかしくないか。売る気があるのだろうか」と思い、他の販売店の情報をみてみると、価格は若干高めだが、新たに注文して翌日には届いたのだ。

それによって、ネットで注文するときは、在庫状況を確認して購入した方がいいという教訓を受けたのである。

このBDレコーダーは、これまでと違って、ハイヴィジョンを4倍モードで撮れるということであり、私としては「ハイヴィジョンの4倍モードって、やはり標準よりも画質が落ちるのではないか」と半信半疑で購入した。

ところが、どうだろう。ハイヴィジョンの4倍モードの画質と標準の画質を比べてみても肉眼では比較できないほど素晴らしものであった。我が家のディスプレイはプラズマの50インチだが、それよりももっと大きな画面で観るとどうなるか分からない。しかし、50インチ以内では誰もどちらが標準モードでどちらが4倍モードだと言い当てられる人はいないだろう。それほど『DMR-BW900』には素晴らしいものがある。

素晴らしいのはそれだけではない。4倍モードでハイヴィジョン録画が可能であれば、あの高かったブルーレイ・ディスクが1枚で、4枚分に相当するものに代わるのである。たとえば、ブルーレイ・ディスク(BD-R)をAmazon.comで10枚 5710円で購入すると、1枚当たり約570円。送料を考えて1枚約600円とすると、『DMR-BW900』では1枚150円で買えるのと同じことになる計算である。

HDDも同様である。『DMR-BW900』のHDD容量は1TB(1000GB)で、通常だと約100時間のハイヴィジョンしか録画ができない。ところが、4倍モードのHEモードで録画すると約400時間のハイビジョン番組が録画できるのである。

2時間の映画が約200本も録画できる。これは、すごいことである。普通の人ならば、映画を200本も録画しないだろうし、観もしないだろう。でも私のように、毎日録画して観ているものにはありがたい話である。録りためておいて、後で観て、保存の必要がないと判断したものは削除していけば、HDDが容量不足で逼迫してしまう心配もほとんどなくなるのである。

その上、この『DMR-BW900』は裏番組も録画できる。これは結構重宝するところである。更にその上に、2番組録画しながら、他の番組を観たり、録画したものを再生して観ることもできる優れものなのである。

機器の操作も比較的簡単で分かりやすい。もっとも、初めてこの種の機器を使う人には、ちょっと複雑に感じるかもしれないが。そして、機器の発する音も静謐とは言えないまでも、他のレコーダに比べ静かな方である。

ところで、音質の方であるが、おそらく他の製品と比べるといいのだろうが、我が家はCDを聴く場合も映画を観る場合もアキュフェーズのCDプレイヤー 『DP-500』のDACを通して聴いているので、比較しても意味のない話である。当然、『DP-500』に音質で勝てるはずはないのだから。

3、4年前に私のHPに「DVDは短命の予感」と書いたが、もう既にDVDは終焉の鐘の音を聴いていることだろう。

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2007年11月 2日 (金)

タイムドメイン社 ~ mini

Cimg9429aTIMEDOMAIN社の『mini』 を購入した。

かのビル・ゲイツが、TIMEDOMAINのスピーカーを試聴して、彼の自宅の数千万円するスピーカーよりもいい音がすると言って感激したというエピソードが有名だが、ビル・ゲイツが試聴したのは、おそらく最上機種の『Yoshii9』(315000円)のことであろう。

私も、これらの噂を聞いて、本当にそんなにいい音がするのか、試しにTIMEDOMAIN 理論に基づく『mini』 (18500円)を購入してみたのである。

『mini』は、パソコンやデジタル・オーディオ・プレイヤー、テレビ向けに作られた製品である。TIMEDOMAIN社のHPには“感動の音”といったようなふれこみで書かれている部分がある。

見てのとおり、その形状は他社にはない独創性がある。その点は面白い。しかし、その質感と色合いには期待を裏切られ、幾分安っぽさが残る。おそらく、エンクロジャーはプラスチック系統の樹脂を使用しているのだろうが、18500円もするようには見えない。

そして、肝心の“音”であるが、直径4.5㎝の小さなスピーカーから出力される音は、とてもとても“感動の音”というにはほど遠い、やはり18500円でしかない音なのである。低音や、中音はぼやけ気味で高音は伸びきらない。ヴォーカルは抜けない。

ということで、満足感はゼロである。やはり小型機は小型機でしかない。大口径のスピーカーには逆立ちしたってかないっこない。いくらTIMEDOMAINの独特の理論といえども美しい音を奏でるというのは難しいものである。

もっともこれは、『mini』の感想で、『Yoshii9』とはちがうのであるが、『Yoshii9』の音も想像するに難しくはない。ビル・ゲイツは、同じ環境で聴き比べていないので、いい音のように錯覚したのではないだろうか。

ビルの片隅で、あるいは電気店のフロアーで、ふとしたはずみに、耳に飛び込んできた聴き慣れた音楽がいい音に聴こえるように…。

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2007年2月 8日 (木)

ハイビジョン・レコーダー(Rec‐POT R)

Hvrhd800r我が家には、ハイビジョン放送を録画できるレコーダーが2台ある。(今では3台)

1つはSHARP製HDD+DVDレコーダーのDV-HRD20、もう1つはVICTOR製D-VHSレコーダーのDM-DHX1である。

DM-DHX1は、HDDがないのでDV-HRD20に録画したものをダビングするために使っている。

DV-HRD20はHDDが250GBなのでハイビジョンなら約21時間、通常のデジタル放送(SD)なら約66時間録画できる。

私はハイビジョン放送の映画や音楽を専門に録画しているので、21時間録画できても、直ぐに容量が足りなくなってしまう。ハイビジョン映画なら約10本しか録画できないからである。

ほとんど毎日のようにBSハイビジョンやWOWOWハイビジョンを録画していることから、HDDの容量が少なくなってくると、仕方なく観ていない映画や音楽番組などを削除しなければならないため、その打開策として今回購入したのが、ハイビジョン録画機Rec-POT R(IOデータ製=アイ・オー・データ)のHVR-HD800Rである。

このHVR-HD800RはHDDが800GBであるため、ハイビジョンなら約66時間録画することができる。BSチューナーがないため、WEBで調べて購入すれば安価(約7万円)で手に入るのである。

長時間録画ができて安価であるという点で、HVR-HD800Rのコストパフォーマンスは高い。今のところ、私の要望を充たしているし、容量が逼迫してしまう心配もない。

しかし、HVR-HD800Rにも大きな欠点がある。それは編集が面倒な点と編集時に音声が出ないという点である。他のHDD録画機はMDプレーヤー並みに編集も楽なのであるが、HVR-HD800Rは、必要ない部分を簡単に削除することができないのだ。

まず、観たいところのプレイリストを設定して、ダビングして、残った不要な部分(プレイリストに入れていないCMや観ない部分)を後で削除するといった具合なのである。

このダビング方法も、取扱説明をよく読まないと理解できない。機会音痴の人なら、まず編集は無理だろうし、ダビング(ムーブ)だけでも理解するのに苦労するだろう。

この点、IOデータが次に同様の製品を作る場合は、購入者の立場に立ったわかりやすい編集機能に改良してもらいたいものである。

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2006年12月25日 (月)

銘機 アキュフェーズ DP-500

Dp500ついに、単体CDプレイヤーとしては、国内最高峰のアキュフェーズDP-500を手に入れることができた。これこそ、正真正銘『ピュア・オーディオ』の名に値する銘機である。

そのDP-500が届くのは、1月中旬以降ということだったが、今朝いきなり電話が鳴った。(正確には、昨日の24日~これを書き進めているうちに日が跨ってしまった)

「○○○便です。これからご注文になった商品をお届けにあがってもいいでしょうか?」

「それはCDプレイヤーですか?」

「そうです、アキュフェーズの」

今朝7時ころにベッドに入り、その電話が鳴ったのは、午前9時ころ。私は眠りを中断された怒りからか、

「12時過ぎに届けてもらえませんか!」

と答える。電話の向こうで、相手がたじろぐ。

「えぇっ、もう今配達できる状態なのですが…」

私は瞬時に我に返り、『あのアキュフェーズがもう届くんだぞ!』と命令を頭脳に呼び起こした。

「わかりました。これから出るのですね。それじゃ、お願いします」

しかし、そのあとまた電話が鳴る。

「あの~、チャイムを何回も鳴らしたのですが…」

「えっ、チャイムなんか鳴っていませんよ」

「今、お宅にいるんですか?」

「ええ、いますよ」

「それじゃ、今度はチャイムを鳴らさずにドアをたたきます」

私は最初の電話のあと熟睡し、チャイムがまったく聴こえていなかった。その証拠にドアには不在票が挿まれていたのだった。

そして、間もなくDP-500が届いた。私は、どうしようか迷った。このままもう一度寝るか、それとも、直ぐにアンプにつなぐかを煙草を2、3本吸う間に考えた。『このまま、DP-500を放置したまま眠れるか?』と自問する。先日のYAMAHA CDR-HD1500の件があるだけに、『もしも、また失望したらどうしよう。そしたら、疲れが倍増してしまう』と迷いが生じた。でも、やはり早く聴いてみたいとの願望がそれに打ち克った。

私はDP-500の梱包を解く。最高級だけあってダンボールが二重になっていた。取り出したDP-500はずっしりと重く、CDR-HD1500の軽さを考えると、これはいい音が出るという確信が過ぎる。

早速、DP-500をアンプにつなぎ、恐る恐る、そして、ためらいつつもヴォリュームをゆっくり上げて音を出してみた。

CDは最近よく聴く、『モカ』の自作CDをトレイに乗せた。自宅録音だからスタジオで録音したほどいい音は出ないはずである。しかし、どうだろう。音が出た瞬間、我ながら感動のため息が出てしまった。一音一音が明快かつクリア、そして広がる音場感。我を忘れてしまうほどの高音質に喜びが沸き起こる。それは、ある種の幸福感、至福の瞬間といってもいい。

クリアで豊かな音が部屋中を充たす。モカのヴォーカルのmaruちゃんの歌が今まで以上に素晴らしく聴こえる。まるで部屋の中で演奏しているようだ。そんな臨場感さえも期待を裏切らなかった。

しかし、このDP-500 はそれだけには終わらない。ただ単にCDプレイヤーだけなら、「価格だけのことがある」ということで終わってしまう。DP-500が優れているのは、他のデッキをも高音質にしてしまうということである。それは、MDプレイヤーもあれほどがっかりさせられたCDR-HD1500でさえも、DP-500のDACを経由して出力すれば、高音質に生まれ変わるのだ。一石二鳥どころではない。三鳥も四鳥も得られるのである。

かくして、このDP-500のおかげで、CDR-HD1500は生まれ変わった。高音部のギザギザしたところもなくなり、実にまろやかな音を奏でる。おそらく、私がCDR-HD1500を購入しなければ、DP-500にもめぐり会うことはなかったと思うと、CDR-HD1500は私にとって必要なものだったに違いない。

アキュフェーズ(株) http://www.accuphase.co.jp/

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2006年12月 3日 (日)

『ピュア・オーディオ』のはずが…

Cdr_hd1500私は生活空間に、CDを換えることなく、聴きたい曲を、いい音のままBGMで流しておきたくて、そんな思いにあったオーディオを探していたところ、ちょうど、その希望にそったCDレコーダーを見つけた。(…と思っていた。)

それが、YAMAHAのCDR-HD1500であった。他にもHDDに録音できるパナソニックのD-dockやSONYのNSA-M90HDなどがあったが、いずれもミニ・コンポでオーディオらしくない。

その点、CDR-HD1500は、見た目が高級オーディオ、そして、その音質はというと、YAMAHAのHPでは、

「ピュア・オーディオ」~ヤマハ独自の高音質記録方式「オーディオマスター」搭載、高品位CD-R/RWドライブ内蔵、音の良さを追求したCDレコーダー、HDDには非圧縮のPCMプロセスを用い、24ビットA/D-D/Aコンバーターなどで高音質な音楽再生を可能する。

「400GバイトのHDDを搭載した場合には最大約600時間(CD約600枚分)を録音可能」

というようなうたい文句があり、私の購買意欲をそそるには十分であった。その上、本体価格が7万8750円、それに400GBのHDDが約2万円ちょっとで、併せて約10万円で買えるのである。

私はそれだけでは不安なので、ヤマハのAV相談室に問い合わせてみた。「現在、私はヤマハのCDプレイヤー、CDX-2200を持っているのですが、CDR-HD1500とどちらが音がいいでしょうか」と。すると、相手は「そりゃ、新しいCDR-HD1500の方がいいですよ。技術が昔とではずいぶん違いますからね」との答えた。

この点、私にもCDX-2200を購入して20年もの歳月が経ち、デジタル機器もかなり進歩しているので、今の10万円クラスが、昔の20万円クラス位には相当するのではないかとの誤解があった。

CDX-2200(当時の定価16万5000円くらい)は、当時は銘機としての評価が高かったものである。それで、私はAV相談室の回答に安心して、CDR-HD1500を注文した。しかも、私は本体とHDDを別々にネットで安価なところを探して、約7万円で購入することができた。

そして、11月28日に両方がそろい、HDDの取り付けも簡単に終わり、さっそくCDをかけてみた。いかに録音機といっても、肝心のCDプレイヤー部分がいい音を出さないことには、いい音で録音できないからである。

音が出るなり、隣で聴いていた妻が「いい音!」と声に出した。しかし、私は「なんだ、この音」とがっかりしていたのである。耳のいい妻が言うのだから、私もいい音なのかなと疑問がわいた。でも、聴くうちに高音部がビリついて、どちらかというとオーディオとして聴くには耐えられない、おもちゃっぽい音であることを確信した。妻も同意見になった。

そこで、私は不良品がきたのではないかと思い、もう一度、ヤマハのAV相談室に問い合わせた。前回応対した人とは別人であるが、「CDR-HD1500を購入して、早速聴いてみたのですが、高音部がビリビリした音なのです。CDX-2200ではそんなことはなかったのに、どうなのでしょう」と私は問い合わせた。すると、「そりゃ、CDXに勝てるわけありませんよ。CDR-HD1500は5万円帯のCDプレイヤーと同等の音ですから」と答えが返ってきた。

私は非常に腹が立ったが、その人のせいではないので、冷静になって、天下のヤマハがCDR-HD1500に「ピュア・オーディオ」をうたい文句をつけるのは、やめた方がいいのではないかとの疑問を投げかけて電話を切った。

そして私は、CDR-HD1500は、ただ聴き流してしまうBGM用として使おうと思ったのだが、そこでハタと気づいたのである。CDR-HD1500は、「ピュア(Pure)・オーディオ」ではなく、「プア(Poor)・オーディオ」の間違いだったのだと…。

ただ、初めて聴く人、ミニ・コンポからオーディオ・セットとして買い換えた人には、いい音に聴こえるかもしれないことを付け加えておこう。

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